Koshu ENDO

遠藤湖舟は、月・時間・宇宙を主題に、〈視ること〉そのものを問い続ける写真家・現代美術家です。写真を起点としながら、光の反復、時間の流れ、そして身体を通して受け取られる世界の気配を、静かな作品へと結晶させています。自然のなかに繰り返し現れる現象のうちに、二度と繰り返されることのない一回の瞬間を見出し、科学的な眼差しと詩的な感受性のあわいから、独自の表現を立ち上げています。

Koshu Endo is a photoartist and contemporary artist whose work explores the Moon, time, and the cosmos, while continually questioning the very act of seeing. Rooted in photography, his practice crystallizes the repetition of light, the flow of time, and the subtle presence of the world as received through the body into quiet, contemplative works. Within recurring natural phenomena, he discovers singular moments that will never return, creating a distinctive expression between scientific observation and poetic sensitivity.

彼にとって写真は、「視覚の拡張機械」として手の中で自在に機能してきた。
そして時間と空間を切り取り、対象を直感的領域から詩的領域あるいは論理的領域へと転移させてきた。

また、「見つめること=思考」であると考える彼は、宇宙から微生物まで、そのすべてを見つめようとしている。

彼の写真を見て、人々は言う。
「胸の奥にある微かな記憶を呼び起こされる」
「いたるところに美が宿ることを気づかされる」
「地球や宇宙の美に包まれていることを知った」

長野県の野山や星空。その豊かな自然に触れた幼少期が、彼の感性の原点であろう。
今は、東京という都市から、変遷する自然を見つめている。


     
【経歴】

   
  • 1973年 長野県松本深志高等学校卒業
  • 1977年 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
  • 1989年 玉堂作品のレゾネ『歴史を築いた日本の巨匠(II) 川合玉堂 全二巻』(美術年鑑社)で、玉堂作品の大判写真撮影を各地で行い、紀行写真も手掛ける。
  • 1990年 有限会社ジオ(現:ジオコーポレーション)設立
  • 1991年 日本コロムビアと『CD-ROM電子美術館』を共同開発
  • 2006年 写真家として初個展
  • 2007年 遠藤湖舟写真集『宇宙からの贈りもの』(講談社)
  • 2010年 かがくのとも『ひるまのおつきさま』(福音館書店)
  • 2015年 髙島屋(日本橋店、京都店、大阪店、横浜店)で巡回個展『天空の美、地上の美。』
  • 2017年 奥田元宋・小由女美術館で遠藤湖舟写真展『天空の美、地上の美。』開催。公立美術館での初の個展

NHK『日曜美術館 アートシーン』で紹介される

  • 2017年 2015~17『薬師寺白鳳大伽藍復興50周年』の映像記録とDVD制作。DVD30分版は薬師寺に正式奉納される(池田建設)
  • 2017年 ニューヨークで個展 "O-TSUKIMI" 開催。海外での初個展
  • 2018年 LACMA ロサンゼルス・カウンティ美術館に2作品が収蔵される。
     
【個展】

   
  • 2006年 『Photomelos 光の旋律Ⅰ』 (アプリコホール 東京)
  • 2006年 『Photomelos 光の旋律Ⅱ』 (SKホール 東京)
  • 2007年 『Photomelos 光の旋律Ⅲ』 (アプリコホール 東京)
  • 2007年 『宇宙の星、地球という星』(新宿野村ビル 東京)
  • 2007年 『Photomelos 光の旋律Ⅳ』 (まつもと市民芸術館 松本)
  • 2007年 『遠藤湖舟写真展』(八十二銀行ギャラリー 松本)
  • 2008年 『Fusion field』(のざわギャラリー 京都)
  • 2009年 『宇宙からの贈りもの』オーケストラとのコラボレーション (代々木オリンピックセンターホール 東京)
  • 2010年 『宇宙からの贈りもの』オーケストラとのコラボレーション (代々木オリンピックセンターホール 東京)
  • 2014年 葉山芸術祭参加企画 遠藤湖舟写真展『そこにある美』立ち止まり、見つめて(葉山文化園 神奈川)
  • 2015年 『遠藤湖舟写真展 天空の美、地上の美。』3/25~8/10(日本橋、京都、大阪、横浜髙島屋を巡回)
       日本橋髙島屋 3/25~4/6 主催:読売新聞社
       京都髙島屋 4/8~4/20 主催:京都新聞社
       大阪髙島屋 5/8~5/18 主催:毎日新聞社
       横浜髙島屋 7/29~8/10 主催:読売新聞社
  • 2015年 『遠藤湖舟写真展 Victor Hasselbladへのオマージュ』(ハッセルブラッド・ジャパン ギャラリー 東京)
  • 2016年 世界的コレクションとのコラボ『世界一美しい昆虫展』(ハウステンボス美術館 佐世保)
  • 2017年 世界的コレクションとのコラボ『世界一美しい昆虫展』(ハウステンボス美術館 佐世保)
  • 2017年 遠藤湖舟展『Yu・Ra・Gi』展 1/4~10(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2017年 遠藤湖舟写真展『天空の美、地上の美。』9/1~11/5(奥田元宋・小由女美術館 三次) 主催:奥田元宋・小由女美術館/中国放送/中国新聞
  • 2017年 KOSHU ENDO SOLO SHOW "O-TSUKIMI" 9/7~9/16(Onishi Gallery NY)
  • 2018年 遠藤湖舟写真展『光輝』3/21~27(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2018年 遠藤湖舟写真展『水明自在』4/27~5/13(有斐斎弘道館 京都)
  • 2018年 遠藤湖舟写真展『光と水と - Sol Luna Aqua -』6/16~10/9(Aqua Sports & Spa 東京)
  • 2018年 遠藤湖舟写真空間『星河悠久』8/4~8/16(北野天満宮 京都)
  • 2018年 KOSHU ENDO SOLO SHOW "Face of the Moon" 9/11~9/22(Onishi Gallery NY)
  • 2019年 遠藤湖舟写真展『彼方から - The Light from Far Away -』4/3~4/9(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2019年 玉川髙島屋開店50周年記念 写真空間 by 遠藤湖舟『〈たまがわ〉の、美。』&インスタレーション『〈たまがわ〉、“ゆらぎ”の美。』10/10~10/14(玉川髙島屋)
  • 2020年 遠藤湖舟写真展『〈始まり〉へのアンソロジー - Anthology for The Beginning -』4/1~4/7(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2021年 遠藤湖舟写真展『日々是美的 - Good Days -』4/7~4/13(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2021年 世界的コレクションとのコラボ『世界一美しい昆虫展2021』7/10~9/6(ハウステンボス美術館 佐世保)
  • 2022年 遠藤湖舟写真展『風姿、戯れ、写ろひて』4/6~4/12(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2022年 世界的コレクションとのコラボ『世界一美しい昆虫展』12/22~2023/1/9(黎明館 鹿児島 主催:KTS鹿児島テレビ)
  • 2023年 遠藤湖舟展『内なる表象 - その先に見えるもの -』5/3~5/9(玉川高島屋アートサロン 東京)
  • 2024年 遠藤湖舟展『次元の重層 - multilayer of dimensions -』5/1~5/7(玉川高島屋アートサロン 東京)
     
【出版】

   
  • 2007年 遠藤湖舟写真集『宇宙からの贈りもの』(講談社)
  • 2010年 かがくのとも『ひるまのおつきさま』(福音館書店)
  • 2017年 『天空の美、地上の美。』(ジオコーポレーション)
  • 2019年 孩子才能发现的科学『白天的月亮』(中信出版集团 中国)
     
【講演】

   
  • 1991年 『CD-ROM電子美術館』(ブリヂストン美術館)
  • 2011年 『写真-美へのアプローチ』(国際交流館「国際塾」)
  • 2016年 『表現とコミュニケーション』(慶應義塾大学)
  • 2017年 『刺激する博物館学』(國學院大学)
  • 2017年 『自然に内包されたデザイン』(文化学園大学)
  • 2019年 『撮影理論、撮影実習』(長崎国際大学)
  • 2019年 『より深い、〈美〉の見つけ方』(コミュニティクラブたまがわ)2019年より月1回 継続中
  • 2022年 遠藤湖舟『日本橋土曜美術館』第1回ゲスト 河野元昭・静嘉堂文庫美術館館長(日本橋Loop 5月7日)
  • 2022年 遠藤湖舟『日本橋土曜美術館』第2回ゲスト 小林忠・岡田美術館館長(日本橋Loop 6月25日)「アメリカのコレクターの日本美術愛!①」
  • 2022年 遠藤湖舟『日本橋こども美術館』(日本橋Loop 8月6日)
  • 2022年 遠藤湖舟『日本橋土曜美術館』第3回ゲスト 青木康彦・南天子画廊代表(日本橋Loop 10月22日)「日本の現代美術を語ろう!」
  • 2022年 遠藤湖舟『日本橋土曜美術館』第4回ゲスト 小林忠・岡田美術館館長(日本橋Loop 12月3日)「アメリカのコレクターの日本美術愛!②」
  • 2023年 遠藤湖舟『日本橋土曜美術館』第5回ゲスト 小林忠・岡田美術館館長(日本橋Loop 4月1日)「江戸時代絵画の魅力 - 光琳と春信 -」